※画像は Das Keyboard Blogより引用
僕は以前タイピング技術向上のため、Sean Wrona(ショーン ロナ)さんというタイピングチャンピオンの動画を参考にフォームの改善を試みたことがあります。
それから色々とタイピング関連のことを調べていると、彼がタイピング界隈で半端なく有名な人物であることが判明しました。(日本では知名度が高くないですが)
段々と彼に興味を持った僕は彼について調べてみることにしました。
タイピングチャンピオン自らが語る「タイピング論」も発見したので、そちらも参考にしていこうと思います。
Sean Padraic Wrona(ショーン パドリック ロナ)
ショーンパドリックロナさん(以下、ショーンさん)は1984年3月14日にアメリカのヴァージニア州フェアファックス群で生まれた方です。
コーディング等のIT系スキルが得意で、レースが大好きなようです。
実はショーンさんのWEBサイトがありまして、そちらの受賞歴の欄には数々のタイピング大会での実績が綴られています。
その中でも以前紹介した2010年開催のUltimate Typing Championship(アルティメートタイピングチャンピオンシップ)での優勝者として知名度がとても高いようです。
タイピングの天才
ショーンさんはなんと6歳にして83wpm、10歳で108wpmのタイピングスピードを有していたようです。
僕がヒイヒイ言いながら35wpmで打ってるのに、彼は6歳でその倍以上です。
僕の6歳というと幼稚園の砂場でうんこを間違って掘り起こしてアホ面してた頃ですよ。バケモンです。
彼は天才タイピストでした。
他にも彼は子供のころからスクラブル(ボードゲーム的なもの)においてもいかんなく才能を発揮しているようです。
大学院生の時にタイピングの競争サイトに出会う
で、ショーンさんは大学院生の頃にたまたまタイピングの競争サイトに出会います。
そこから彼がタイピングチャンピオンになっていくシナリオが始まるのですが、それがFacebookのタイピングアプリでした。
彼の友人はショーンさんのタイピングのスコアを見てビックリたそうです。てかFacebookにそんなアプリあったんですね。
それからタイピング好きの数々の人からFacebookの友達申請がきたそうです。彼はその人達からタイピングサイトに招待されまくりました。
そしてarenasnow(アリーナスノウ)という名前でタイピングサイトに挑んでいきました。
結果、彼はほとんどのサイトの記録をことごとく塗り替えてしまいました。
以前彼のスコアを見てビックリしていた友人は実はすごい方で、ショーンさんとほぼ同等のタイピングスキルを持っていたそうなのですが、
その彼から「大会で勝負しようぜ」と提案されます。
その大会こそが Ultimate Typing Championship です。
2010年開催ながら、僕が「タイピングの速い人」的なワードで検索して発見した、あの大会です。
この大会の優勝がショーンさんを一躍タイピング界の有名人に仕立て上げたのですが、なんと…誘ってきた友人が出ないことにしたそうです。
ショーンさんは「え、なら楽勝やん(意訳)」と思ったそうですが、その通りで彼は余裕で優勝してしまいました。
決勝すら余裕だったと彼は語っています。
そこから彼はタイピングの大会で様々な輝かしい成績を残していったのでした。
非公式のタイピング世界記録保持者
彼は非公式ではありますが、タイピングの世界記録保持者です。
多くのサイトでの速度は平均して約175wpmだそうです。
これは最高速度ではなく、色んなサイトの早い時も遅い時も含めた数値です。指どうなってるんですかね。
最高速度でいうと、タイピングサイトでの最高速度は270wpm超えだそうですが、自分自身は短距離タイプじゃなくて、持久タイプだとおっしゃってます。
謙虚か。
270って下手したらタイピングの風圧で死人でますよ。知らんけど。
そんなショーンさんのタイピング論
さてお待たせしました。ショーンさんが語るタイピング論について最後に紹介させていただきます。
タイピングの天才ショーンさん、彼の語るタイピングとは…
キーを同じ指でタイプするとか特にしない
一般的にタイピングで最初に叩き込まれることは
「このキーは絶対この指で打つ」みたいな各指の担当キーを覚えることなんですが、
ショーンさん曰く
「タイピングするときは最も使いやすい指を使う。単語の構成とかによっては使う指も変わってくる」
そうです。
つまりは、変なルールに縛られずに使いやすい指を使って打つらしいです。
これは衝撃的ですね。
常識にとらわれずに、打ちやすさを追求していくことは大事なのかもしれません。
一定の速度で打たないで得意な単語は速く打つ
これも僕が使ってきたタイピングサイトとは言ってることが違って驚きました。
「速度を上げたい場合は得意な単語は速く打って、苦手な単語は時間をかけて正確さを優先させるのじゃ」
と彼は言っています。
「平均的な速度で打つべし」
という常識をまたしても打ち破ってくれました。心がけます!
常に次の単語に焦点を合わせている
彼はタイピング中、常に次に来る単語を目で追っているそうです。
もっと先までではなくあくまで次の単語だそうで、
複数の単語を同時に覚えておくのはおススメしないそうです。
複数を頭に入れて処理するのは混乱を招きますからね。
次の単語を追っておくことで無駄に止まったりといったことを防げるそうです。
大文字入力はcaps lockキーで行う
日本語キーボードでは英→日の切り替えになるので使用できない技ではありますが、彼は大文字入力の際はcaps lockキーで行うそうです。
通常だと大文字入力の際は、shift + キーという風に2つのキーを抑えなければいけないですよね。
しかし、caps lockキーなら一つのキーで済むので、結果として柔軟性を保った状態でタイピングし続けられるそうです。
日本語キーボードなので実践は出来ませんが、そういう細かいことの積み重ねも大事なことなのだと思いました。
終わりに
いかがだったでしょうか。
タイピングを極めしもののタイピングはやっぱり一味ちがいました。
既存のルールや常識にとらわれないで、自分の道を追求する…
かっこいいし、その通りだと感心しました。
一人一人にやりやすい方法があるのは何事においても同じことのようですね。
僕も自分のスタイルを確立していくことが出来るその日まで練習し続けようと思いました。
では、またお会いしましょう!