山に登る…
いいですね。響きが完全に「男」です。
過酷な環境下に身を置いてひたすら自分をいじめぬく…「男の中の男」です。いいですねえ。
さて、最近僕は運動不足からか体重の増加が止まらなくなってきました。このまま行くともうスリムだった頃の体に戻れないんじゃないかと恐怖すら感じております。
たまに夜ウォーキングをしたり、電車等使わずなるべく歩くなどといった努力をしてみたものの、たいした効果は今のところ出ていません。
そこでここは一発ガツンとした運動もこなした方がいいんじゃないかと思いまして、山に登って来ました。
登山は健康に良い
実際のところ、登山の効果は半端ではないようで、ちょっとネットで調べてみるだけでこんなことが書いてありました。
実は、片道2時間程度の低山でも、ハーフマラソン以上のエネルギーを消費する場合も!
https://hyakkei.me/articles-867
長時間、負荷の軽い運動継続するため、有酸素運動を行うことができます。効率よく脂肪燃焼効果を高められます。
https://hyakkei.me/articles-867
普段使わない足やお尻の筋肉、体幹を使いながら歩くので、自然と身体が鍛えられヒップアップ等、美容に嬉しい効果が。
https://hyakkei.me/articles-867
以上、HYAKKEIさんの「登山は最高のエクササイズ!?女性に嬉しいことだらけの「美容登山」より引用でした。
御覧のように良いことづくめです。本当かどうかわかりませんが、ハーフマラソン以上のエネルギー消費って凄いですね。これはかなり期待できます。
標高924mの山に登ってみた。
さて登った山ですが、いわゆる近所の山です。昔何回か登ったことのある馴染みの深い場所でもあります。
登山レベルでいうと初心者にもおすすめ的な感じらしく、地元で愛される山といったところ。
富士山とかそういう「the 登山」みたいな山もいつかは登ってみたいもんですが、何事にも順序ってものがありますし、なにより遠いです。
今回のコースですが、目安として往復5時間と書いてありました。
※登山の際は無理をせず、どんなに低い山であってもしっかりと準備をして行くことをおススメします。
出だしからクライマックス
現地に到着し、いよいよ登山を開始しました。
「中盤あたり苦しくなるから頑張ろう」
そんなことを思いながらスタートしました。最初は様子見ですわ、とか思っていました。
甘かった
最初の坂で完全に潰しに来てるんですよ。なんですかこの急こう配、足がスキージャンプの選手がジャンプしてる時みたいになってるんですけど。
開始5分程度で僕は激しく息切れし、足を完全に持っていかれました。
帰りに気付きましたが、ここが一番急な坂でした。
地獄の旅が今、幕を開けたのでした。
繰り返される休憩
最初のスキージャンプ選手権が終わり、山道はなだらかな階段の連続になってきました。
足は早くも乳酸地獄で、階段を登っているのか降りているのかすら分からなくなってきました。
そんな時です。休憩所が現れたのです。
確か何個か休憩所があったなあとは覚えていたのですが、こんなにも早い段階で存在するのか…と戸惑いました。
今休憩とかしたらもう立ち上がれないでしょう、だからスルーです。
…そう思って、ふと気付いたら僕はベンチに腰掛けて「ふう」とか言ってました。
本能が勝手に体を支配していたようです。
実際のところ、小まめな休憩をとることは大事ですし無理は良くないですしね。
その後山頂までの道中、休憩所を見つける度に休憩を繰り返したのでした。
頂上までにかかった時間は2時間半
道中、「神聖なもの」を観たりしてなんとかモチベーションを保って頑張っていたのですがいよいよ頂上が近づいてきたことを知ることになりました。
山道には今どれくらい登ったのかを知る目安として「〇/40]といった具合の看板が設置されています。
その表示がいよいよ「37/40」になったのです。
最後のスパートです。今にも倒れそうな体にムチを打ち、階段をバンバン登っていきました。
そしていよいよ山頂に着きました。やりました。
表示は「41/40」となっています。何かがおかしいがまあいいでしょう。
登頂までの時間は2時間半ぐらいでした。
登りはめちゃくちゃ息が切れて足がだるいという印象でした。
山の上の都市
山頂には今までの道とは違い、整備されたエリアがありました。
さながら山の上に軽い都市があるかのようで感動を覚えました。
といっても神社があって自販機があって休むスペースがあって…ぐらいのもんですが、こんな山奥にこれを築いた先人達は本当に凄いと思います。
標高1㎞前後の山とはいえ山頂の気温はめちゃくちゃ寒く、自販機のコーンポタージュに感謝しつつ三本も買ってしまいました。
「コーンポタージュ150円」
一見高いと感じるかもしれませんが、正直200円でも安いと感じるくらいです。
それぐらいの感謝・感動があります。
山頂は寒い
上のエリアで着替えたりなんやかんやして、寄り道をしていると辺りは一気に暗くなっていきました。
夜の山は本当に危ないので出来れば明るいうちに帰れればと思っていましたが、念のためにもってきた高輝度のライトが役に立ちました。
寒さがとてつもなく、もうちょっと多めに上着を持ってくるべきだったと後悔をしました。
特に登山中と違い、止まっている分その寒さはダイレクトに来ます。
山の上は地上と比べて「こんなに?」というくらい寒いので多いくらいかなぐらいの上着を持っていくことをおススメします。
山頂は寒くて風が強いので防寒具必須です。
下山中は足との闘い
登りに比べて遥かに速く、息切れもしないのですが、足への負担がえげつないと感じました。
太ももがずっとプルプルしていてちょっとでも気を抜けば足を持っていかれそうで、神経をかなり使いました。
その分、かなり下半身を鍛えられている感がありました。
下りは足の踏ん張り力が求められ、かなり足にくるという印象です。
また、暗くて足元が見えずらいので、本当にライト持ってきて良かったです。
ずっと照らしているので電池が消耗し、光が段々暗くなっていくので
予備の電池と、出来ればヘッドライトも持ってきて併用できれば更に良かったと感じました。
まとめ
一日経ちましたが、やはり足にめちゃくちゃきてますね。膝も痛いです。
そして肺にも少しきてます。これは意外でした。登りでぜーぜー言ってたのでかなり酷使していたようですね。
今回は山に登ってきましたが、すごく良い運動になったのは間違いなかったです。
結局上であれやこれやした時間も全部含めると6時間ぐらいかかったので、気軽に「よし、山登るか!」とはいかないんですが、
たまにこういう運動はしとかないといけないなと実感した一日でした。
ちなみに山には結構ルールがあって、登るからには一通り知っておく必要があります。
登られる際はそういったことも含めてしっかりと準備をしてから望んでくださいね!
では、また